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研究者情報

 

基本情報

 
研究者名(漢字)
金光 淳
 
研究者名(カナ)
カナミツ ジユン
 
研究者名(ローマ字)
KANAMITSU JUN
 
連絡先・電話番号
075‐705‐3407
 
メールアドレス(問合せ用)
kanamitsu@cc.kyoto-ac.jp
 
性別
 
 

研究者基礎データ

 

研究職歴

1999-2008:財団法人政治経済研究所 経営分析研究室
2006-2008:独立行政法人情報通信技術機構ユニバーサルメディア研究センター研究員
 

所属部署名

経営学部
 

職名

財団法人 政治経済研究 経営分析研究室 主任研究員 
 

出身大学院

早稲田大学  文学研究科  
 

出身学校

1. シカゴ大学大学院  社会学部 

2.早稲田大学 早稲田大学 文学部 第一文学部 

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研究分野・キーワード

社会ネットワーク分析 ソーシャル・キャピタル論 ネットワーク科学 企業ネットワーク 企業の評判 企業不祥事 創造都市論 都市ブランド 経営社会学
 

研究テーマ

1.企業ソーシャル・キャピタルに注目した企業統治研究の新展開 この研究は、人的結合のネットワーク、企業の評判、組織内規範といった無形資産を重視する企業ソーシャル・キャピタル論の仮説に依拠し、①取締役会の人的構成、生え抜き度②役員派遣をリンクとする企業間のネットワーク構造、③コーポレイト・レピュテーション、④企業の不祥事イベントのデータに依拠しつつ、2010年から2015年の日本の企業統治構造の変化を分析し、企業のソーシャル・キャピタルがどのように企業業績、良い企業ガバナンスに結びついているかを計量的に明らかにすることである。とりわけコーポレイト・レピュテーションを調査で指標化し、ソーシャル・キャピタル論、企業統治論に統合する点において新規性に富むものである。
 ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)とは ,「信頼」「互酬性」「ネットワーク」の要素によって構成される「アクター間の協調的行動を促進させる社会的仕組み」のことである(金光, 2012)。そのような社会的な仕組みが物的でも人的でもない社会的関係(人間関係、企業と人の関係,ブランドと人の関係、企業間関係など)に賦存すると考え、投資することで価値を生み出す資本と考える (金光,2011,2012)。この研究は様々な領域で多様に展開されている(稲葉ら, 2011)。他方で企業統治構造の研究も、この間大きく進展した(宮島,2008, 2011; 齋藤,2011)
企業ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)は、企業内外の人的関係、企業間関係のネットワークを通じて形成される信頼、互酬性に基づいた一種の企業無形資産として定義される(下図)。無形資産としての企業ソーシャル・キャピタルは知的資産や人的資本と深く関連し、相互に補完それは企業の業績、健全な企業統治に影響を与えると想定される。例えば、ブランド価値やコーポレイト・レピュテーション、株価などはこれらを対外的にステークホルダーとの関係で指標化したものと考えられる(下図)。われわれの研究の新規性は、企業の統治構造にソーシャル・キャピタル論の視点からアプローチしようとするところにある。そのことによって経済学的には「社会学的」な要素として十分に焦点を当てることのできなかった「役員の社会的属性」や「企業ネットワーク」「コーポレイト・レピュテーション」などの無形資産を計量的に扱うことが可能となる。
 経営学   2015 2017 

2.ステイタスに基づいた都市ブランドパワーモデルの開発と都市ブランドマップの作成
 この研究では、{消費者集合、都市消費財集合、都市集合}の3部グラフモデルによって、ブランドの自己準拠的な増幅メカニズムを組み込んだブランドモデルを構築し、都市が提供する「衣食住遊」関連のステイタス財を求め、ステイタス追求者としての都市を消費することで循環的に定義される「都市ステイタス」としての「都市ブランド・パワー」を測定するモデルを開発し、そのモデルによって全国の都市ブランドのマップを作成することである。さらに研究を一段進めて、都市ブランドに影響を与える都市の条件をオープンデータによってさぐった。
(2)地域(都市)ブランド研究の多くは、個別の地域(都市)のもつ特徴的ブランド要素に注目が置かれ、本質的にブランドがもつ自己準拠的な増幅メカニズムをとらえていない。ブランドのこの自己準拠的な増幅メカニズムはネットワーク・メカニズムにほかならず、したがってブランド・パワーはステイタス中心性というモデルで測定できる。この研究では、このモデルを発展させ、都市のブランド・パワーの測定に拡張し、ブランド要素として都市が提供する「衣食住」と「遊」に関する財を設定した上で、そのようなステイタス財を求めるステイタス・シーカーとしての消費者の消費行動を組み込んだモデルである「ステイタス・モデル」(図1)によって循環的に定義される都市ブランド・パワーを測定することを提案した。
 図書館情報学・人文社会情報学   2014 2015 

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研究者活動データ

 

委員歴・役員歴

文部科学省(未来工学研究所受託) デルファイ調査第11分科会委員
独立行政法人 情報通信技術機構客員研究員
 

取得学位名

修士 早稲田大学 社会学修士 
 

学会

1.観光学術学会   

2.日本数理社会学会   

3.International Network for Social Network Analysis   

4.経済社会学会   

5.組織学会   

6.日本社会学会   

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論文

1.http://ksurep.kyoto-su.ac.jp/dspace/handle/10965/1395 都市ブランドは文化資本,創造資本と寛容性で決まる:地理空間次元を組み込んだ多重都市データによる分析
 京都産業大学マネジメントレビュー 金光 淳  29 27-50 2016 201608 

2. ソーシャル・キャピタルと創造資本で経済の閉塞感を打破 公明 金光 淳  126 pp.28-33 2016 201606 

3.http://ci.nii.ac.jp/els/110009921173.pdf?id=ART0010460571&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_ コーポレイト・レピュテーションは企業統治とパフォーマンスを向上させるか: 企業ソーシャル・キャピタルに注目した企業統治研究のフロンティア(共著) 『総合学術研究所報』京都産業大学総合学術研究所 金光 淳/稲葉陽二  10 pp.13-37 2015 201506 

4.http://ci.nii.ac.jp/els/110009808895.pdf?id=ART0010311044&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_ 京都の都市ブランドの源泉をさぐる:観光社会学的アプローチ 『総合学術研究所報』京都産業大学総合学術研究所 金光 淳 9  pp.33-55 2014 201406 

5.http://hdl.handle.net/10965/989 高次元デザイン・ドリブン・イノベーションとしての『数楽アート』-京都企業へのインプリケーション― 京都産業大学マネジメントレビュー 金光 淳  23 1-19 2013 201309 

6.http://hdl.handle.net/10965/880 企業ソーシャル・キャピタルの企業業績への効果
―役員内部構造と企業間役員 派遣ネットワーク構造分析アプローチ 京都産業大学マネジメントレビュー 金光 淳/稲葉陽二  22 133-155 2013 201303 

7.http://hdl.handle.net/10965/879 第四の消費」時代の女性消費者クラスターのマッピング : ハイブランド/ ローブランドのファッション関連アイテム購入金額パターンのクラスター分析 京都産業大学マネジメントレビュー 金光 淳  22 111-132 2013 201303 

8.http://hdl.handle.net/10965/754 ライフスタイル・カテゴリーのペルソナ化を利用した三部グラフモデル : ハイ・ファッション・ブランドの選択構造 京都産業大学マネジメントレビュー 金光 淳  20 93-108 2012 201203 

9.http://hdl.handle.net/10965/222 実践共同体」をとらえる社会ネットワーク・モデル 京都産業大学マネジメントレビュー 金光 淳  16 47-61 2009 200912 

10. 社会ネットワーク分析は「複雑ネットワーク」をどう扱うか?:ブランド・パワーの多モード・モデル 経営の科学 オペレーションズリサーチ 日本オペレーションズリサーチ学会 金光 淳 45 8 77-83 2008  

11.http://hdl.handle.net/10965/179 ブランド・パワー測定とブランド・ポートフォリオのためのネットワーク・モデル 京都マネジメントレビュー 京都産業大学経営学部 金光 淳  12 151-160 2007 200712 

12. 社会ネットワークとは何か 数理科学 サイエンス社 金光 淳 45 8  2007  

13. ソーシャルネットワーク分析を活用する情報ネットワーク設計の提案(共著) 信学技報 電子情報学会 吉開範章/金光 淳 TM2006 75 83-88 2006  

14. 双対ソーシャル・キャピタルに注目した日本の取締役兼任ネットワーク進化プロセスの解明 組織科学 組織学会 金光 淳 40 3 33-40 2007  

15. 社会ネットワーク分析パッケージSociometorica 赤門マネジメントレビュー 東京大学GMRC 金光 淳 2 7 323-331 2003  

16. 人的資本から人間関係資本へ:ソーシャル・キャピタルの理論と計量 青山マネジメントレビュー 日経BP社 金光 淳 2  44-52 2002  

17. 企業集団の構造分析:企業間関係再編成の理解に向けて 政経済研究 政治経済研究所 金光 淳 77  62-73 2001  

18. 知識形態の変化と「モード論」:協働化、国際化、不均等化から見る世界科学 政経済研究 政治経済研究所 金光 淳 15 2 389-392 2000  

19. コールマンの『社会理論の基礎』は「新しい社会構造」研究のための基礎となりうるか? 理論と方法 日本数理社会学会 金光 淳 15 2 389-392 2000  

20. 企業集団の社会ネットワーク分析 II」:情報中心性の測定 早稲田大学文学研究科『文学研究科紀要別冊』 金光 淳  19集,哲学・史学編 47-57 1993  

21. 企業集団の社会ネットワーク分析」:役員派遣の中心性分析 社会学年誌 早稲田社会学会 金光 淳 33  45-59 1992  

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著書

1.978-4-623-07156-2 経済社会学キーワード集(共著) ミネルヴァ書房 2015 201505 

2.978-4-623-07026-8 ソーシャル・キャピタル「きずな」の科学とは何か(共著) ミネルヴァ書房 2014 201406 

3.978-4-623-05939-3 ソーシャル・キャピタルのフロンティア その到達点と可能性(共著) ミネルヴァ書房 2011 201103 

4.4-00-026360-9 図説ネットワーク解析 東アジア共同体の構築 第4巻 (共著) 岩波書店 2006 200612 

5.978-4-326-60194-3 リーディングス:ネットワーク論 家族・コミュニティ・社会関係資本(共著) 勁草書房 2006 200608 

6.4-326-60164-7 社会ネットワーク分析の基礎:社会関係資本論へむけて 勁草書房 2003 200312 

7.0-275-95051-4 American Culture in Europe :Interdisciplinary Perspectives (共著) Praeger 1998  

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発表(口頭・ポスター)

1.ソーシャル・ネットワークと社会ネットワーク:SNS分析のための社会ネットワークモデル 電子情報通信学会 2008   

2.社会ネットワーク分析の方法論上の課題:ソーシャル・キャピタルのネットワーク的測定 ソーシャル・キャピタル研究会 2008   

3.社会ネットワーク理論の挑戦:新制度学派との統合か独自理論か? 組織学会 2008   

4.中心性測定に依拠したブランドポートフォリオ・ネットワークモデルの提案 日本数理社会学会 2008   

5.A multiple Network Analysis of regional integration in the East Asia International Network for Social Network Analysis 2008   

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業績(受託研究)

1.多重関係性、多モード性を考慮した企業間ネットワークの分析手法の開発と応用 2007-2010  

2.ネットワーク組織の変革管理におけるコミュニケーション開発と学習への構造効果 2006-2009  

3.RANS(Relational Assets Network Analysis System)の開発 2004-2005  

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